HDDの使用容量がひと目でわかる無料の簡単調査ツール
FileSumは指定したHDD内の各フォルダが、どれだけの容量を占めているか調査してくれるソフトです。HDD全体の容量だけでなく、ディレクトリの階層の奥深くまで計算し、フォルダ単位で使用容量を表示。フォルダごとにどの程度の割合を占めているかも教えてくれるため、HDD容量を圧迫している要因が一目でわかります。大容量のHDDに大量のファイルを保存している方、小容量のノートPCのCドライブに悩まされている方など、PCを使う全ての人にオススメできるソフトです。
フォルダごとの使用容量を実数で表示
FileSumは指定したHDDドライブ内に設置されたフォルダごとの容量を実数で表示してくれます。いつの間にか空き容量が無くなっているCドライブの中で、どこに大量のファイルが格納されているのか一目で表示してくれます。
使用容量は棒グラフ形式で表現されており、他のフォルダとの比較も簡単。フォルダ内奥深くまで作られた階層ごとの容量も表示してくれるので、知らぬ間に思わぬソフトがHDD容量を使っていた場合など、ユーザー本人すら気がついてない使用状況も教えてくれます。
海外製のFree Disk Usage Analyzerは、棒グラフだけでなく円グラフでのパーセンテージ表示、ファイルやフォルダの容量順表示など機能は豊富ですが、多すぎる機能に混乱する場合も。また日本語版がリリースされておらず、全て英語表示です。
ボタンを押すだけ簡単操作
FileSumの操作は、ユーザーインターフェイス(UI)上に表示されたHDDドライブのボタンを選択し、STARTボタンを押すだけ。指定のHDD内の各フォルダの容量を自動的に一覧表示します。
フォルダの並び順はデータサイズだけでなく、名前順へも変更可能。表示単位もBytes、KB、MB、GBと変更できるため、データ量の多いHDDドライブの調査結果もわかりやすく表示できます。
表示単位の変更はFolder Sizeにも同様の機能がありますが、調査するHDDドライブの選択はプルダウン式と、ちょっと一手間かかる仕様。操作の簡単さにおいては、ボタンのみのFileSumに軍配があがります。
調査結果はcsvに出力可能
FileSumで調査した結果はcsvファイルへ出力可能です。階層ごとに集計されたフォルダごとの容量が記録されるだけでなく、対象のHDDドライブのデータのうち占めている割合、そのフォルダ内に格納されているファイル数も記録してくれるため、定期的なHDDの使用状況を観測するにも便利です。
なお出力形式のバリエーションは、EXCELファイル出力もできるDiskInfoが一歩リードしますが、調査時間はFileSumがより高速です。出力ファイルと調査時間のどちらを重視するかによって、使うソフトを決めてもよいでしょう。
結論:シンプル操作でちょうどいい機能のFileSum
FileSum はHDDドライブの使用容量をフォルダごとに表示できる調査ソフト。ボタンひとつの簡単操作で、奥深い階層のフォルダ容量まで詳細な調査を行えます。
ファイル単位の調査には対応していませんが、そこまで詳細な調査が必要無い方にとってはちょうどいい機能のソフトといえるでしょう。